「事故物件なんて、誰も買ってくれないだろう」と、ひとりで悩んでいませんか。
私は不動産業界で約20年、賃貸と売買の仕事をしてきました。その経験から言えるのは、事故物件でも売れるということです。ただし、普通の家と同じ売り方では、なかなかうまくいきません。この記事では、事故物件を売るときの考え方と方法を、できるだけ分かりやすく説明します。
事故物件とは?
事故物件とは、建物の中で人が亡くなったなどの理由で、買う人が「心理的に気になる」物件のことです。不動産の世界では「心理的瑕疵(かし)がある物件」と呼ばれます。
たとえば、こんなケースです。
- 自殺や事件があった
- 孤独死で、発見までに時間がかかった
- 火事で人が亡くなった
なお、老衰や病気による自然な死は、基本的には事故物件に当たらないとされています。
事故物件は本当に売れるの?
結論から言うと、売れます。ただ、普通の物件より値段は下がりやすく、時間もかかりやすいです。
値下がりの幅は、何があったか、どれくらい前のことか、場所の人気などで大きく変わります。「必ずいくら」とは言えないので、まずは査定を受けて、自分の物件の値段を知ることが大切です。
売るときに必ず知っておきたい「告知義務」
事故物件を売るときは、買う人にその事実を伝える必要があります。これを「告知義務」といいます。
国土交通省のガイドラインでは、賃貸は「おおむね3年」という目安がありますが、売買には期間の目安がありません。つまり、売るときは昔のことでも伝えるのが基本と考えておきましょう。
隠して売ると、あとで契約の取り消しや損害賠償を求められることがあります。正直に伝えることが、結局は自分を守ることになります。
事故物件の売り方は2つ
1. 仲介で売る
不動産会社に買い手を探してもらう方法です。
- よい点:うまくいけば、高く売れることがある
- 注意点:買い手が見つかるまで時間がかかる。事故物件を嫌がる不動産会社もある
2. 買取業者に売る
不動産会社に、直接買い取ってもらう方法です。
- よい点:早く売れる。近所に知られにくい。買ったあとのトラブル(契約不適合責任)を免除してもらえることが多い
- 注意点:仲介より値段は安くなりやすい
「早く手放したい」「手間をかけたくない」「近所に知られたくない」という人には、事故物件に強い買取業者が向いています。
失敗しないための3つのコツ
- 1社だけで決めない:何社かに査定を頼んで、値段と対応を比べましょう
- 事故物件に慣れた業者を選ぶ:慣れていない会社は、安すぎる値段を付けたり、断ったりすることがあります
- 隠さず正直に話す:最初に事実を伝えたほうが、話がスムーズに進みます
まとめ
- 事故物件でも売れる
- 売るときは告知義務があり、隠すのはNG
- 売り方は「仲介」と「買取」の2つ
- 早く、手間なく売りたいなら事故物件に強い買取業者がおすすめ
ひとりで悩まず、まずは無料査定で「いくらで売れるのか」を知ることから始めてみてください。

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