「事故物件を売る前に、きれいにしたほうがいいの?」「リフォーム代をかけても、元が取れるのかな?」と迷っていませんか。
私は不動産業界で約20年、賃貸と売買の仕事をしてきました。この記事では、事故物件を売る前に特殊清掃やリフォームをするべきかどうか、判断のポイントを分かりやすく説明します。
結論:特殊清掃は「やる」、リフォームは「慎重に」
先に答えを言うと、こう考えるのが基本です。
- 特殊清掃:においや汚れがあるなら、売り方に関係なく早めにやるのがおすすめ
- リフォーム:お金をかけても、そのぶん高く売れるとは限らない。売り方によって判断する
特殊清掃は、先にやったほうがいい?
特殊清掃とは、亡くなった方の体液やにおいなど、普通の掃除では落ちない汚れを取り除く専門の清掃です。
先にやったほうがいい一般的な理由は、次のとおりです。
- においが近所に広がると、苦情やトラブルになりやすい
- 時間がたつほど、床や壁の奥まで汚れがしみこみ、直す範囲が広がる
- においが残ったままだと、査定に来た人や買い手の印象がとても悪くなる
ただし、買取業者に売る場合は「清掃前のままでOK」という業者もあります。売却を考えている場合は、清掃を頼む前に買取業者に一度相談してみるのもおすすめです。
リフォームは、やらないほうがいいことも多い
「きれいにすれば高く売れる」と思いがちですが、事故物件の場合は注意が必要です。
- リフォームしても、事故物件であることは変わらない。買う人に伝える義務は残る
- かけたお金ほど、売る値段が上がらないことが多い
- 買う人が「自分の好きなように直したい」と考えている場合、むだになる
- 買取業者は、自分たちで安くリフォームするので、売る側が直す必要がない
仲介で売るなら:最低限の手入れを
仲介で一般の人に売るなら、見た目の印象が大事です。ただ、大きなリフォームではなく、次のような「最低限の手入れ」で十分なことが多いです。
- 汚れやにおいが残った床や壁紙の張り替え
- ハウスクリーニング
- 荷物を片付けて、部屋を広く見せる
どこまで直すかは、不動産会社に相談してから決めましょう。
買取業者に売るなら:そのままでOKなことが多い
買取業者に売る場合は、清掃もリフォームもしないまま売れることが多いです。
- 荷物が残ったままでも買い取ってくれる業者がある
- 清掃やリフォームの手間とお金がかからない
- 早く手放せる
「お金をかけたくない」「もう家に入るのもつらい」という人には、とても助かる方法です。
お金をかける前に、まず査定を
一番やってはいけないのは、何百万円もかけてリフォームしたのに、思ったより安くしか売れなかったというケースです。
清掃やリフォームにお金をかける前に、「今のままだといくらか」「直したらいくら上がりそうか」を、不動産会社や買取業者に聞いておきましょう。
まとめ
- においや汚れがあるなら、特殊清掃は早めにやるのが基本
- リフォームしても事故物件であることは変わらず、元が取れないことも多い
- 仲介なら最低限の手入れ、買取ならそのままでOKなことが多い
- お金をかける前に、まず査定で値段を確認する
ひとりで悩まず、まずは無料査定で「今のままでいくらで売れるのか」を知ることから始めてみてください。


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